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6.15共同宣言実践 日本地域準備委発足 「わが民族同士」すべてに具現

日本地域準備委員会結成式(26日、東京)

 6.15北南共同宣言実践のための北、南、海外共同行事日本地域準備委員会結成式が2月26日、東京都千代田区の中央大学駿河台記念館で行われた。式では、名誉議長に総聯中央の梁守政副議長ら5人、議長に在日韓国民主統一連合の郭東儀常任顧問、副議長に各団体の代表ら11人、代表委員に33人、事務局と合わせて54人で構成された日本地域準備委員会の委員らが選出された。

 同委員会は、昨年11月、北、南、海外の各階各層、統一運動団体代表らの参加のもと、金剛山で開かれた実務接触での合意に基づいて発足したもの。

 準備委の性格は、6.15北南共同宣言の基本精神を具現する常設的な統一運動機構として、北、南、海外との緊密な連携のもと、統一運動と民族共同の統一行事を推進し、民族的和解と団結に貢献すること。共同宣言と金剛山共同報道文の基本理念に賛同する団体、個人を網羅する。

握手を交わす郭東儀議長(左)と梁守政名誉議長

 式では、韓統連の宋世一事務総長(日本地域準備委の副議長に選出)が経過報告を行った。宋世一事務総長は「多くの人士、団体が賛同してくれた。祖国統一を渇望する在日同胞の熱い心情が伝わってきた」としながら今後も多くの個人と団体に呼びかけていきたいと述べた。

 また、民団側が参加問題で協議を求めたので式を26日に延期したが、議長選出などを問題にし不参加となったことにも言及した。

 郭東儀議長は就任辞で「自主は統一の命、平和は前提、民族大団結はまさに祖国統一。3大原則を運動の指針とし、『わが民族同士』の理念をすべての事業に具現する」「一つの船に乗った者同士、心をひとつにし団結すればどんな難関も克服できる」と述べた。

 同委員会の発起人らは民団にも賛同を呼びかけたが、この日の参加は拒否された。同委員会は今後も賛同を呼びかけていくという。

 式後、懇親会が行われた。各団体の代表らは、これまでの苦労や将来の展望などを述べ、参加者らはこの日の喜びを分かち合った。

 なお、3月1日には瀋陽で海外共同準備委が、同4日には金剛山で北、南、海外共同準備委が結成される。郭東儀議長、金守埴副議長、宋世一副議長ら代表7人が参加する予定だ。(李泰鎬記者)

6.15北南共同宣言実践委 北南ではすでに結成 今後は共同準備委構成へ

[朝鮮新報 2005.3.1]