神奈川県朝鮮人強制連行真相調査団04年度総会 遺骨問題中心に |
神奈川県朝鮮人強制連行真相調査団の2004年度総会が11日、横浜市市民活動支援センターで行われ、調査団のメンバーをはじめ県下の同胞、日本人らが参加した。 総会では、原田章弘・神奈川調査団日本人側事務局長(横須賀市議会議員)が04年度の活動について報告し、今後、遺骨の調査に力を注ぐことを提案した。原田事務局長は「日本が連れてきたのだから、日本が責任をもって返さなければならない。われわれの行動が問われている」と述べた。 北海道フォーラム代表の報告も 総会では、強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラムの蔡鴻哲共同代表が特別報告を行い、北海道の西本願寺札幌別院などにおける遺骨問題について報告し、家族のもとへ返還することの重要性を強調。日本政府は人道主義に徹して収集、返還を行うべきだと訴えた。 神奈川調査団日本人側事務局の清水昭司さんは「誰にも知られず、土の中に眠ったままの遺骨もある」と述べ、遺骨問題の重要性を訴えた。 会場では、調査団の活動を紹介する映像や写真も展示された。 [朝鮮新報 2005.2.19] |