「女性国際戦犯法廷」冒とく許すな 日朝女性緊急集会、安倍氏らに撤回謝罪求める |
事実わい曲発言し法廷を侮辱 日本軍性奴隷制を裁いた「女性国際戦犯法廷」(2000年12月、東京)に対する冒とくと誹謗中傷を許さない日朝女性の緊急集会(同実行委員会主催)が1日、東京・永田町の衆議院第2議員会館第1会議室で開かれ、関東一円から約200人の朝・日女性らが参加した。 集いには石毛^子、小林千代美・両民主党衆議院議員、福島瑞穂・社民党党首、近藤正道・社民党護憲連合参議院議員らが出席し、安倍自民党幹事長代理、中川経産相らのNHK番組への政治介入とこの間、両氏がマスコミに頻繁に登場して、事実歪曲発言を繰り返していることを非難した。 集いでは、西野瑠美子・VAWW−NETジャパン(女性法廷主催団体の一つ)共同代表が発言し、「安倍氏の女性法廷の事実歪曲発言は、法廷への侮辱であり、メディアによってそれが検証もされず、たれ流されている事実は、危険な流れである」と指摘した。 続いて、金昭子・女性同盟中央委員長が「安倍氏らが挑発的発言をくり返し、日本社会に朝鮮に対する敵対意識を意図的に作り出している」と断罪。清水澄子・朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会代表も「安倍氏の『北工作員発言』は、日朝平壌宣言にもとるものであり、国交正常化への道を妨げ、日本人拉致問題の真の解決をも遅らすものであり、発言を直ちに撤回し謝罪すべきだ」と求めた。 あいさつをした南朝鮮の梁美康「アジアの平和と歴史教育連帯」常任共同委員長は「準備段階から最後まで関わった女性法廷は、被害国の南北朝鮮が一つになって、正義と民族の尊厳の回復のために力を合わせた民族史的な運動であった」と位置づけ、安倍氏の暴言は全く論外であり、「南北の分断を利用して日本が得ようとするものは何なのか。一連の騒ぎは、日本社会に対して、深刻な事態をもたらすことになるだろう」と指摘した。 [朝鮮新報 2005.2.3] |