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〈論調〉  「タイ人女性拉致説」は反朝鮮謀略

 最近、日本の右翼反動団体はジェンキンスの「回想録」や発言だとして「タイ人女性拉致説」のような奇怪な反朝鮮謀略劇をねつ造し、世論化している。

 それによると、アノーチャー・パンチョイという行方不明のタイ人女性が北朝鮮に住んでいるのを1978年に見たというジェンキンスの発言が「有力証拠」だということだ。

 脱走兵として、どこへ行こうと何でもやるのが彼の姿勢である。そのような者が吐く「拉致」についてわれわれは信ぴょう性のない単なる寝言と見なす。

 問題は、日本がこのような者の口を借りてまで反朝鮮謀略騒動に狂奔していることだ。われわれは、これに対して警鐘を打ち鳴らさざるをえない。

 1980年代以前に行方不明となった第3国の女性問題を朝鮮と強引に関連させながら数十年の歳月が経ったこんにち、「拉致」脚本に登場させるのは、日本の右翼反動勢力の偏狭な反朝鮮ヒステリーである。

 われわれは、ジェンキンスのような者に頼らざるをえない日本の右翼勢力を笑止千万に思うだけだ。(3日発朝鮮中央通信論評)

[朝鮮新報 2005.12.9]