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〈論調〉 法施行措置わい曲したCNNの映像

 CNNは、われわれの自主的で公明正大な法施行措置が甚だしくわい曲された映像を、事実を確かめずにそのまま放映した。

 映像は、始めから終わりまで朝鮮の法の人民性と階級性、民主的原則を否定し、朝鮮のイメージを傷つけるための虚偽、ねつ造で一貫している。

 われわれの制度に対する体質的拒否感からわれわれを各方面から中傷してきた米国は、「先核放棄」を通じた武装解除が失敗するや、各種の心理謀略劇の演出にさらに血道を上げている。

 米政権にそそのかされてCNNが放映した映像もやはり、「体制転覆」を実現するための心理謀略戦の所産である。

 CNNは、訪朝のたびに西側言論界の公正さと客観性の欠如についてののしり、朝鮮報道の独占権を要求した。CNNの要求に応じて、われわれは取材団が再三訪朝するようにし、できるかぎりの取材条件を保障した。

 しかし、最近、報道の広範さの原則から米国の他の報道機関にも扉を開けたことに対する嫉妬からなのか、あるいは国連での反朝鮮「人権決議案」採択を機に人気を上げようとする愚かな打算からなのか、その背景はいずれにせよ、CNNは自ら墓穴を掘った。

 世界各国に死刑制度があるように、朝鮮にも自分の主権と制度、人民の生命財産を侵害する重犯罪を懲罰する死刑のような処罰制度があることに対して否定しない。しかし、われわれには、米国が20世紀と21世紀に世界各地で強行した、そうした殺人的な処刑方法はない。

 諸般の事実は、敵が言う「主権国家認定」「関係正常化」なるものが単なる術数にすぎず、彼らの「制度転覆」野望が変わりないということを示している。(11月26日発朝鮮中央通信論評)

[朝鮮新報 2005.12.5]