ソウルで農民大会 コメの追加開放に反対 2万余人が参加 |
米の自由化をめぐる交渉の国会批准に反対する全国農民大会が15日、ソウル・汝矣島で開かれ、全土から農民ら2万余人が参加した。米の追加開放に反対しているもので、全農のムン・キョンシク議長が大会の辞を述べた。 ムン議長は、政府与党が交渉案の国会処理を23日に延期したことについて、「何の対策もなく一歩退いただけだ」と強く非難した。さらに、「農民の生きる道と食糧主権の死守、農民への所得保障が可能な対策を立てなければならない」と訴えた。 連帯の辞を述べた民主労働党の権永吉議員は「国会の第一の任務は民族の生命を守ること」だとして、「米を守らない政府は政府とは言えない」と声を強めた。つづいて、国会と農民、政府が会談して対策を立てる重要性について指摘した。 全国民衆連帯のチョン・グヮンフン代表は「ブッシュ(米大統領)が航空母艦に乗って、釜山の前まで来て牛海綿状脳症の牛とミサイル輸入を強要している」と皮肉を交えて語った。 2大労組である民主労総と韓国労総も農民たちのたたかいに同調し、米交渉の国会批准阻止に連帯する方針であることを明らかにしている。 今回の米交渉と関連しては2人の農民が抗議の自殺を図っている。 [朝鮮新報 2005.11.20] |