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「乙巳5条約」100年 日帝の侵略史テーマに 写真展、北南で同時開催

 「乙巳5条約」締結から100周年になる17日、ソウルの国会憲政記念館で日本帝国主義の侵略史をテーマに南北共同写真展が開かれた。6.15共同宣言実践のための南北、海外共同行事準備委員会(6.15共同委員会)が主催した。

 6.15共同委員会は10月6日に開城で「乙巳5条約」共同行事と関連した実務接触を行い、南北がそれぞれ所蔵している日帝侵略史の記録写真を交換して共同写真展を開催することに合意した。17日午前11時、南の国会憲政記念館と北の朝鮮革命博物館で同時に共同写真展開幕式を開き、「乙巳5条約ねつ造100年に際した南北、海外共同声明」を発表した。

 6.15共同委員会は共同声明を通じて、「日本が21世紀に入ってまで、20世紀の過去史をきちんと清算せず、むしろその前轍を踏んでいることは歴史に対する挑戦であり、日本によって受難の歴史を強要されてきたわが民族に対する絶えられない冒とく」と非難し、「日本の反人倫的な罪と、いまだに過去史を清算せずに正義と良心に挑戦する反歴史的行為を全民族の名で強力に糾弾する」と表明した。

 続いて、「恥ずべき過去史を清算して謝罪と補償を受け取るための全民族的な運動と、日本が40余年間行ってきた侵略と略奪、それにともなう民族受難の実情を赤裸々にし、告発するための全民族的事業を積極的に推進していく」と宣言した。

 開幕式終了後、6.15共同委員会南側委員会と「民族精気を立てる国会議員の会」に所属する50余人の人士が共同写真展展示場を観覧した。北から送られてきた40余点と南側が準備した40余点の計80余点の写真が展示された。

 写真の中には、北側から提供された「従軍慰安所」があったといわれる洞窟の写真、日本の憲兵に暴行を受ける愛国者、朝鮮人の首を刀ではねて処刑する場面などが含まれている。南側は満州の地で馬車に揺られて刑場に向かう安重根烈士(伊藤博文を射殺した愛国者)の姿、炭鉱で働く朝鮮人労働者の写真などを展示した。

[朝鮮新報 2005.11.19]