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鳥インフルエンザ予防活動を強化

 朝鮮で鳥インフルエンザの予防活動を強化している。

 国家非常防疫委員会の統一的な指導のもと、農業省、保健省、国家品質監督局、平壌家きん指導局などの関連機関が役割をこれまでになく高めることを求め、この活動を全国家的なものにしていこうとしている。

 朝鮮中央通信社記者とのインタビューに応じた文応助農業次官は、鳥インフルエンザが今、東南アジア地域を中心にして急速に広がっており、朝鮮にもこのウイルスが入ってくる可能性が高いので、これを未然に防ぐための適切な措置が講じられているとし、次のように語った。

 これまでの防疫経験に基づいて、鳥インフルエンザの発生時には中央指揮部に迅速かつ正確に報告するシステムを構築するとともに、さ細な症状でも現れたら、それを適時に除去するための物質的、技術的土台をしっかり築いている。

 また、外国での鳥インフルエンザの発症事例、防疫技術の資料を道、市、郡に伝え、予防宣伝にも力を入れている。

 鳥インフルエンザが人体に感染して世界的に深刻な憂慮をかもし出している状況のもと、家きん工場で防疫態勢を徹底的に整えている。とくに、渡り鳥に対する監視と鳥の排せつ物の検査を日常的に行い、家庭と専門工場で家きん類をできるだけ畜舎内で飼育するようにしている。港、国境哨所では外国から輸入する家きん類とその製品、国境出入者に対する掌握、統制を抜かりなく行っている。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.10.29]