白馬−鉄山水路（平安北道）の落成式が２日、行われた。

　白馬−鉄山水路は、先軍時代の大記念碑的建造物であり、水路建設者たちの朝鮮労働党創立６０周年に際した忠誠の贈物だ。

　自然流れ式灌漑システムとして建設されたこの水路は、白馬湖にある大量の水が総延長距離２７０余キロの水路に沿って平安北道の竜川郡、塩州郡、鉄山郡、新義州市をはじめ６つの市、郡のぼう大な面積の耕地に自然に流れ込むようになっている。

　白馬−鉄山水路が完工されたことにより、朝鮮西部地区の灌漑システムがより高い水準で完成し、多くの電力と数百台の揚水設備を使わずに穀物を増産できる確固たる保証がもたらされた。

　建設者と支援者は、大規模の白馬−鉄山水路工事を２年足らずの期間に成功裏に完成させた。

　朴奉珠総理、国防委員会副委員長である朝鮮人民軍の李勇武次帥ら幹部と内閣のメンバー、関係者、平安北道内の各級機関の活動家、建設者と勤労者が落成式に参加した。

　式では、朴奉珠総理が白馬−鉄山水路工事で輝かしい労働偉勲を立てた建設者と支援者に送る朝鮮労働党中央委員会の祝賀文を伝えた。

　祝賀文は、白馬−鉄山水路工事に参加した建設者と支援者が党と革命に対する限りない忠実性と堅忍不抜の闘争精神を発揮して先軍時代の今一つの大記念碑的建造物をうちたて、党創立６０周年を勝利者の大祭典として輝かせるのに大きく貢献したことを高く評価した。

　朝鮮労働党中央検閲委員会の朴容錫委員長は報告で、白馬−鉄山水路は先軍時代の大自然改造事業を賢明に導いて祖国の地に世紀的変革をもたらしている金正日総書記の指導業績を末永く伝える大記念碑的建造物であるとし、今一つの自然流れ式水路を建設したのは国の農業生産で新たな転換を遂げ、社会主義強盛大国建設の強固な土台を築くうえで大きな意義を持つとのべた。

　また、総書記が价川−台城湖水路の建設に続き、白馬−鉄山水路を建設する戦闘的課題を示し、その実現に向けたたたかいを賢明に導いたことについて指摘した。

　そして、建設者の愛国的かつ献身的なたたかいによって白馬湖ダムが築かれ、数十里の土水路、数十の水路トンネルと大型用水潜函をはじめ１４００余の各種の構造物工事が成功裏に遂行されたことにより、朝鮮式の大規模自然流れ式水路がりっぱに完工したと強調した。

　そのうえで、総書記が黄海北道のミル平野水路工事を行うことについて与えた課題にのっとり、水路建設者が白馬−鉄山水路工事で得た成果と経験に基づいてその準備を手抜かりなく整え、水路工事を短期間内に終えることについて強調した。（朝鮮通信）

［朝鮮新報 2005.10.7］