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金剛山面会所着工式 再会事業の定例化へ

 【高城発=姜イルク記者】離散家族、親せきのための金剛山面会所建設着工式が8月31日、現地で行われた。

8月31日に行われた金剛山面会所着工式

 北と南の赤十字団体の活動家、現代グループおよび現代峨山、現代建設の関係者らと第11回離散家族・親せきの再会事業参加者らが参加した。

 金剛山面会所は約2万m2の敷地に、地下1階、地上12階の建物が建つことになる。客室は206、事務所棟も建てられる。面会所は人道主義問題を持続的に解決していく拠点となる。離散家族、親せきの再会が定例化されることが予想され、赤十字会談など各種の会談、接触もここで行われる。

 着工式で演説した朝鮮赤十字会中央委員会の張在彦委員長は、「一つになろうとする民族の強い意志は何によっても妨げることができないことを再び示した」と強調。大韓赤十字社の韓完相総裁も、「離散家族の痛みをより人間的に解決できる機会を開いた意義深い出来事」だと評価した。

 離散家族、親せきの面会所設置、運営問題は2000年6月に開かれた第1回北南赤十字会談で合意、03年11月の第5回会談で建設に関する合意書が採択された。その後、対話の中断、再開が繰り返される中で遅れていたが、このたび着工式を迎えた。

[朝鮮新報 2005.9.6]