日本公民「セキグチ・マサヒロ」がさる６月７日、朝鮮に不法入国した。

　該当機関で了解したところによると、彼は群馬県在住で、家庭の事情で悩んでいた。さる１月６日にドイツで亡命を申請し拒否され、日本大使館に移送されたあと、日本に戻ったという。

　その後、避難する場所を探していたが、５月２５日に日本を発ち、中国・吉林省から鴨緑江を泳いで渡り、慈江道満浦市に入った。

　彼の不法入国が不純に政治目的によるものではなく、純粋に個人的な事情と確認されたので、本人の意向も考慮して、人道主義的見地から２４日に彼を送還した。（上朝鮮通信）

［朝鮮新報 2005.8.27］