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北、南、海外代表 西大門刑務所を参観し反日特別声明を発表

 8.15民族大祭典に参加した北、南、海外代表は15日、ソウルにある西大門刑務所を参観した。

 一行は、日帝植民地支配当時、国の解放のための正当な闘争に立ち上がった抗日革命闘士と独立運動家をはじめ、数多くの愛国者を手当たり次第に検挙、投獄して無残に虐殺した日本帝国主義者の罪過を全世界に告発する刑務所の展示館などを見て回った。

 参観後、北、南、海外代表は日帝に対するこみあがる憎悪を抱いて、刑務所の前で次のような反日特別声明を発表した。

 日帝の植民地統治はわが民族に言葉では表せない苦痛を強いた。

 40年間、日帝はわれわれから主権と領土、資源を奪い、わが青壮年を願わない侵略戦争に強制動員する一方、性奴隷化し、生体実験の対象にした。

 果ては固有の言語と文化さえも抹殺しようとした。

 また日帝は、自主独立の正当な要求を実践した抗日独立闘士を投獄して拷問、殺害した。

 こんにち、日本政府と一部の軍国主義者は過去から教訓をくみ取る代わり、日帝の歴史的犯罪行為を「近代化支援」、侵略戦争を「自衛戦争」「解放戦争」に美化する時代錯誤の過去史わい曲を公然と画策している。

 最近、日本で繰り広げられている汎国民的な戦犯参拝運動は日本軍国主義復活に対する周辺諸国の憂慮が現実化されていることを明白に示している。

 日本当局は敗戦60年を契機に「集団的自衛権」を制限した憲法を改正して日本の軍事大国化と軍国主義復活を制御する最後の統制装置さえも除去しようとしている。

 日本政府は「国際的な寄与」を唱えて国連安全保障理事会常任理事国進出の必要性を強弁しながらも、過去に対する謝罪と補償、隣国との葛藤解消などの基本的な国際的義務には国家的関心と努力を示さない。

 しかし、過去史を美化し、反省を拒否するかぎり、日本は永久に戦犯国として残り、「大東亜共栄圏」の侵略的妄想同様、「国際社会への寄与」と偽った覇権の追求もやはり挫折するであろう。

 自主、平和、統一のための8.15民族大祭典に参加した北、南、海外の代表は悪名高い日帝植民地統治の象徴物である西大門刑務所前で次の事項を日本政府に厳かに促す。

 日本政府は、過去史わい曲を直ちに中断し、歴史的真実を究明する共同の努力に協力せよ。

 日本政府と政治家は、戦犯に対する美化と参拝を中断し、過去の侵略と犯罪行為について徹底的に反省、謝罪し、その犠牲者と被害当事国に正当な国家的賠償と補償を実施せよ。

 日本政府は、米国に便乗した軍事力膨張政策を中止し、東北アジアの緊張を激化させるミサイル防御システムなど攻撃的軍事力の配置計画を撤回せよ。

 日本政府と議会は、東北アジア平和の安全装置である「憲法第9条」を改正しようとする企図を即刻撤回し、「自衛隊」の海外派遣など一連の軍事介入行為を中止せよ。

 日本は対北制裁を中断し、朝・日平壌宣言の実践に誠実に乗り出せ。

 われわれは、北と南の和解と協力をいっそう強化することにより、軍国主義者がわれわれの分裂を悪用して再武装の口実にしようとすることを決して許さないであろう。

 われわれは、真実な反省に基づいて真の正義と平和の道を追求する日本市民の勇気ある行動に積極的に連帯するであろう。

[朝鮮新報 2005.8.21]