〈8.15民族大祝典〉 7千万同胞に送るアピール |
7千万同胞のみなさん! 今日は亡国の悲運が漂った三千里の山河に解放の新しい朝が明けてから60年になる意義深い日である。日帝植民地統治の40年は、われわれに拭えない恥辱と苦痛を強いたが、われわれはついに日帝をこの地から追い出した。 しかし、今日は分断60年にあたる日でもある。 外部勢力による分断と戦争で、同胞にまたもほかの苦痛がもたらされ、北と南の間には願わない反目と対決の歳月が始まった。 さる半世紀にわたる分断の歴史は、われわれに北と南が一つにならなくては同胞の潜在力をとどろかすことができず、民族の自主的発展も、国の平和も期待しがたいという苦い教訓を残した。 7千万同胞のみなさん! 60年前の8.15は分裂につながったが、こんにちわれわれは6.15共同宣言が開いた統一の時代へ向かっている。 新世紀が始まる2000年6月15日、われわれは分裂と対決の歴史に終えんを告げて和解と団結、平和と統一の大行進を始めた。 いかなる障害物もすでに始まった同胞の歩みを止めることはできない。 誰も民族史の時計を過去に戻すことはできない。 われわれはさる6月、平壌で6.15民族統一大祝典を成功させたのに続き、今日はソウルで自主、平和、統一の行進を続けている。 8.15民族大祝典に参加したわれわれは、全同胞の力と志を集めて6.15共同宣言から始まった民族史の大長征を中断することなく続けることを固く決意しながら、7千万同胞に次のようアピールする。 分断の壁を崩し、わが民族同士が力を合わせて自主的に国の統一を遂げよう。 真の解放は分断の克服を通じて完成される。 6.15共同宣言がせん明したとおり、国の統一問題を主人であるわが民族同士が力を合わせて自主的に実現しよう。 対決と不信の遺物を清算し、分断時代の古い制度と観念を改革しよう。 分断の歳月を賢明に飛び越えて同胞の血脈を一つにつなごう。 7千万同胞の生存を脅かす戦争の危険と軍事的対決を必ず終息させて恒久的な平和を実現しよう。 こんにち、この地に垂れ込めた戦争の暗雲は、平和な新しい朝を目前にした最後の闇にすぎない。 全同胞の団結した力量で民族の運命を脅かす核戦争の根源をこの地から取り除こう。 外部勢力の不当な干渉を阻止し、内外の軍事的葛藤と危機を平和的に解決することに同胞の志と知恵を集めよう。 過去60年間、同胞の生存を脅かしてきた対決と軍備競争を終息させ、揺らぐことのない平和を宿そう。 受難と苦痛の歴史を生きてきたわが民族こそが、真の平和と和解の主人である。 軍事的覇権主義と軍国主義を阻止するため、世界のすべての平和愛好勢力と連帯しよう。 侵略と戦争でつづられた過去史を正し、その遺産を清算して平和と正義、共同繁栄の新しい時代を開いていこう。 民族共同の繁栄のための多面的な協力を発展させよう。 同胞同士が対決していた時代は、過ぎし歳月と同じように再び戻らない過去のものになった。 すでに始まった民族の和解と団結を強固なものにし、共同の利益と繁栄を図っていこう。 いかなる障害と難関が阻んでも協力と交流を発展させ、民族共助の幅を広げて6.15が与えた統一の設計図を現実に花開かそう。 6.15共同委員会を中心に自主、平和、統一に向かって進もう。 6.15共同委員会は北、南、海外の各階層が網羅された全民族的統一運動連帯機構である。 6.15共同委員会は6.15共同宣言を支持し、実践しようとするすべての同胞兄弟に扉を開いている。 6.15共同委員会の自主、平和、統一大行進に合流して民族史の新しい章を先頭で開いていこう。 7千万同胞のみなさん! 自主、平和、統一の新しい日を開くカギは7千万同胞にある。 こぞって、6.15共同宣言が示す道に沿って平和で繁栄する統一祖国を必ず建設しよう。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2005.8.20] |