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白頭−漢拏統一大行進団と仁川市民団体が反米集会 「核平和利用権確保を」

 白頭−漢拏民族統一大行進団と仁川の市民団体が11日、東仁川駅広場前で反米自主決意大会を開き、マッカーサーの銅像撤去と米軍撤収を求めた。

 仁川地域の30余団体で構成される「米軍強制占領60周年の清算と9.8仁川汎国民大会成就のための仁川地域準備委員会」が主管したこの日の大会には、学生や労働者、農民、女性などの団体で構成された500余人の大行進団(西軍)と仁川地域の市民団体メンバー100余人が参加。決意大会終了後、仁川自由公園まで行進した。

 彼らは決意文を通じて、「われわれが行おうとしていることは、単に銅像を撤去するということではなく、いまだに清算されずにいる親日から親米へとつながる民族反逆の歴史を正すことだ」と指摘し、「良心あるすべての大衆の力によって、冷戦と分断のすべての象徴が徐々に歴史の墓に入るようにすることだ」と表明した。

 大会に参加した学生、労働者らは市民らにマッカーサーと関連したチラシを配り、米軍撤収を求める署名運動も繰り広げた。

 大会であいさつした労働者先鋒隊のリ・シウク西軍隊長は、6者会談と北の核平和利用権について言及し、「なぜわが民族は核の平和的利用権を保障されないのか。われわれにも主権がある」と指摘した。

 汎青学連統一先鋒隊のリ・ジェグン西軍隊長は、マッカーサーが1945年7月に38度線を計画した分断の元凶であり、報道連盟関連者20万人を虐殺するなど良民虐殺の責任者であったと主張した。また、マッカーサーの布告令によって、日本帝国主義時代の従事者たちがそのまま米軍政に登用された、彼は親日を親米の歴史に化けさせた張本人であると非難した。

 司会を担当した民主労働党仁川市党のキム・ウンホ企画局長は、「自主、平和の都市、仁川に戦争の象徴、分断の象徴、良民虐殺の主犯がいてはならない」として銅像撤去を求めた。

 行進団をはじめとする大会参加者たちは、仁川自由公園まで行進したが、警察が公園近くを二重、三重に包囲したため、マッカーサーの銅像には近づけなかった。

[朝鮮新報 2005.8.16]