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祖国戦線 マッカーサー銅像撤去で談話

 祖国統一民主主義戦線(祖国戦線)中央委員会スポークスマンは7月30日に発表した談話で、最近、仁川にあるマッカーサーの銅像の撤去闘争が繰り広げられて社会的関心を集めていることに触れ、次のように指摘した。

 50年代の朝鮮戦争当時、仁川上陸作戦を指揮した侵略の元凶で、三千里の国土を同胞の血で染めて廃虚にしたマッカーサーの銅像を立てたこと自体が民族の恥である。

 にもかかわらず現在、ハンナラ党勢力は「マッカーサーを占領軍の首かいとうんぬんし、撤去しようとすることに憂慮を禁じ得ない」「国家の政体性を守るため努力する」などと言いながら、「在郷軍人会」などの親米保守分子をそそのかしてろう城参加者に暴行をくわえている。

 われわれは、南朝鮮の各階層人民が米軍の南朝鮮占領60年にあたる今年、民族の尊厳と自主権を取り戻し、米軍のいない新しい社会、自主と統一の新しい歴史を創造するための反米、反戦、米軍撤退闘争にいっそう力強く立ち上がるものとの確信を表明する。

 労働新聞2日付は「憎悪と爆破の対象」と題する署名入りの論評で、南朝鮮人民のマッカーサー銅像撤去闘争は、単にそれ自体にのみ目的があるのではなく、米国の軍事的占領と植民地支配に終止符を打ち、民族の尊厳と自主権を獲得する闘争の一環であると指摘した。

 そして、民族の不倶戴天(ふぐたいてん)の敵であるマッカーサーの銅像は直ちに爆破すべきだと強調した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.8.6]