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「北核実験」でNYT 情報に根拠なし

 連合ニュースによると、米政府が今春友邦国に伝えた「北の核実験説」情報が正確でなかったと、米ニューヨーク・タイムズ紙25日付が伝えた。

 同紙は5月に「北の核実験間近」と報道したが、米国が友邦国にこのような警告を発したのと同じ時期である4月26日、中央情報局(CIA)は議会での秘密ブリーフィングで、近いうちに核実験を行うようには思えないと報告していた。

 とくに同紙は、「北の核実験間近」という主張の根拠に示された観測台の建設に関する情報は、一部の分析家や政府官吏から出たものだが、決定的ではなく、不完全な資料に対する誤った解釈に基づいたものであることは明らかとの指摘もあるとした。

 労働新聞5月10日付は、「米国は朝鮮が6月に地下核実験を行うかもしれないとの自分なりの見解を、国際原子力機関や日本などの関係国に通報している」と、根拠のない「北の核実験説」流布を非難する論評を掲載していた。

[朝鮮新報 2005.7.29]