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2段階改築工事終えた亀城鶏工場 来年度の生産目標 肉千トン、卵1千万個を

 【平壌発=姜イルク記者】5月に第2段階の改築工事を終えた亀城鶏工場。来年度の生産目標は肉1000トン、卵1000万個だ。「『苦難の行軍』時期はまるで墓場のようだった」(パク・ジュン支配人)が、工事終了後は生産も正常軌道に。アヒルも平行して育てるユニークな工場だ。

 同工場は1990年代の約10年間、生産が正常化されなかった。2001年4月から1年間かけて第1段階工事を行い、3つの「現代化された平屋式ブロイラー号棟」を新たに建設し、すでにあった肉の加工、飼料の加工、卵を産むための号棟などを改築した。

 02年5月から今年5月にかけて行われた第2段階工事では、「平屋式ブロイラー号棟」を3つ増やした。

 この「平屋式」は何段にも分けられた「段々式」ではなく、その名のとおり鶏を飼う場所が平板な床になっている。飼料や水やり、空気の入れ替え、温度や光の調節などはすべてコンピューターで行っている。540uの場所に1万3500羽のひよこを一度放せば、鶏が育ちきる42日間、いっさい人の出入りは禁止だ。防疫にもよく、労働力の節約にもつながる。何よりも鶏がストレスをあまり感じずにすむことから、大きく育つという。フランスやドイツの技術が導入されている。

 現在、同工場ではアヒルも一緒に育てている。パク支配人によると、鶏の排泄物を処理したもので、アヒルの飼料の30%をまかなえるという。

 「今のところ何事もなく運営されている。鶏工場とアヒル工場を併合することは実利主義にも適う。その優越性を実践で証明し、鶏とアヒリの併合工場のモデル単位にしたい」と意欲を語っていた。

[朝鮮新報 2005.7.22]