金正日総書記 胡錦濤主席の特別代表と会見 |
朝鮮国防委員会委員長である金正日総書記は13日、中国の胡錦濤主席の特別代表である唐家璇国務委員と会見した。国防委員会の金養建参事と武東和・駐朝中国大使が同席した。 唐家璇国務委員は席上、金正日総書記への胡錦濤主席の口頭親書と中国の党、国家指導幹部らのあいさつを伝えた。 胡錦濤主席は口頭親書で、中国の党と政府は伝統的な中朝友好を高く重視しており、朝鮮の党と政府と共同の努力で各分野での友好、協力を深め、中朝関係で絶え間ない新たな発展を遂げていくと指摘した。 また、金正日総書記と朝鮮の党と政府が6者会談の早期再開のために貴重な貢献をしたことを評価し核問題を平和的に解決するうえで朝鮮側の要の役割を引き続き支持すると強調した。 そして、中朝双方が緊密な意見交換と協力を引き続き維持し、ともに努力して6者会談で実質的な進展を遂げ、双方共通の利益を守ることを願うと指摘した。 金正日総書記は、胡錦濤主席が口頭親書を送ってきたことに対して謝意を表し、胡錦濤主席をはじめ中国の党と国家の指導幹部にあいさつを伝えたあと、唐家璇国務委員と温かく友好的な雰囲気のなかで談話を交わした。総書記は、6者会談の再開のため中国の党と政府が傾けた努力に謝意を表した。 また、朝鮮半島の非核化は金日成主席の遺訓であるとし、核問題を対話によって平和的に解決するのはわれわれの一貫した立場であると指摘した。 さらに、われわれは6者会談が予定どおりの期日内に再開されるよう願い、会談で積極的な進展があることを期待すると述べた。 そして、われわれは中国との共同の努力で朝中関係を新世紀の要求に即して新たな発展段階へ積極的に推し進めるつもりであると強調した。 会見席上、朝中両国間の高位級相互往来を強化することなど、共通の関心事となる一連の問題に対する深みのある意見が交わされた。 金永南委員長らも 朝鮮最高人民会議常任委員会の金永南委員長は13日、平壌の万寿台議事堂で、唐家璇国務委員と会見した。 唐特別代表一行は12日から14日まで平壌に滞在した。12日には朴奉珠総理、白南淳外相が万寿台議事堂で一行と会見。13日に一行は錦繍山記念宮殿、友誼塔を訪れたほか、朴総理が招宴を開いた。14日には大安親善ガラス工場を参観した。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2005.7.19] |