大安親善ガラス工場 溶解場はほぼ完成 「朝中親善の象徴」 建設85%終了 |
【平壌発=姜イルク、盧琴順記者】昨年7月1日に着工した大安親善ガラス工場(平安南道大安郡、29万u)の建設工事が85%終了した。中国政府が無償提供する同工場は「朝中親善の象徴の一つ」で、日に200トンの生産能力を持つことが見込まれている。現在は各種設備の組み立て作業が行われており、組み立てを終えた単位では試運転も始まった。現場の指揮官たちは、工事は予定どおり10月10日の党創建記念日までに終えられそうだ、と語っている。
同工場は溶解場と成形場をはじめとする基本生産系統の建物、原料配合場、電力供給系統、油供給系統、原料供給系統をはじめとする補助生産系統の建物など21の建物からなる。 建設現場指揮部によると、ガラス生産工程の心臓部ともいえる溶解場の工事は、床の美装を除いてすべて終了し、ほぼ完成した。設備の組み立ては90%終えた。そのほかの工事も順調に進んでいる。 また、鉄道引き込み線工事は完全に終わり、6月中旬には100トン級の港湾用起重機が設置された。
同工場の建設は全国的な関心を集めている。マスコミもこぞって取材。工事の進み具合はもちろん、現場で働く労働者らを支援する人々の姿や激励するために訪れた芸術人たちの姿も随時報道している。 1日には朝鮮中央テレビの記者たちが取材に訪れた。 建設現場は活気に溢れている。芸術煽動隊らが歌を歌って労働者を励まし、現場の入り口に立つ掲示板には、「党創建60周年まで後101日」「みな誇らしい労働の成果で10月の大祝典の場に立とう」などのスローガンが掲げられている。 [朝鮮新報 2005.7.8] |