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ITFとWTF北京で会談 技術統合の調整委を 次回五輪共同参加へ努力

 国際テコンドー連盟(ITF)と世界テコンドー連盟(WTF)間の統合を図るための会談が6月27、28の両日、北京で行われた。

 会談では、ITFとWTFの機構統合で提起される一連の問題が討議された。

 会談で双方は、テコンドーが朝鮮民族の伝統武道として一つになるべきだという共通の認識を再確認し、その技術統合のための調整委員会を設けること、次回オリンピックに両連盟傘下のテコンドー選手が共同参加する方途を見出すため努力することで合意した。

 会談には、李容善副事務総長を団長とするITF代表団とチェ・マンシク副事務総長を団長とするWTF代表団が参加した。(朝鮮通信)

両団体の差 解決が目的

 統一ニュースによると、南に本部を置くWTFは1973年に設立された。前総裁のキム・ウンヨン氏の努力で2000年のシドニー五輪から正式種目として採用された。世界各地に約5500人の修練人口を持つ。

 ITFは1950年代に初めてテコンドーという名称を作った崔泓熙氏が66年に設立した団体。カナダに本部がある。平壌で開催されるモランボンカップ大会を運営しており、約3700万人の修練人口を抱える。

 両団体は組織や機構のみならず、技術体系も相当異なって発展した。型や試合方式も異なるとされる。技術統合調整委員会の設置はこうした技術的な差を解決する目的で推進されたものといえる。

[朝鮮新報 2005.7.4]