体連代表団 体育指導委員長らと面談 「協力関係の強化を」 |
【平壌発=金志永記者】在日本朝鮮人体育連合会(体連)の鄭元海会長を団長とする総聯体育代表団が、1日から平壌入りした。スポーツ部門における関係機関との協力関係を発展させるために協議するのが目的で、鄭智海理事長、「光幸、金載英の各副会長、金清志代表団役員、李清敬副理事長らが同行した。
代表団は滞在中、今後行われる国際競技で活躍が期待される各種目の選手、関係者らと面談し、激励した。 また、6日には高麗ホテルで文在徳・朝鮮体育指導委員会委員長と面談。総聯と祖国のスポーツ部門での協力問題について意見交換した。 鄭会長は席上、体連が下部組織を整備、強化して自前の情報通信網を構築することにより、同胞とスポーツ愛好家たちの意見を幅広く集め、活動をさらに活発化させるための対策を立てる一方、JOC(日本オリンピック委員会)をはじめとする日本のスポーツ団体との事業も推し進めていることに触れた。 また、08年に行われる北京オリンピックを目指し、体連が祖国のスポーツ界と緊密に協力して、金メダル獲得のために共同歩調を取ることについて強調。在日のスポーツ選手がオリンピックをはじめとする国際競技に、朝鮮の国家代表選手として参加するための環境を整える問題についても言及した。
文委員長は、総聯のスポーツ事業が在日同胞の団結をもたらすうえで大きな役割を果たしていると指摘。体連がスポーツ大衆化のための活動を積極的に行い、国際レベルを備えた優秀な選手たちをさらに多く育成することについて強調した。 そのうえで、体連が祖国のスポーツ発展に今後も積極的な役割を果たしてくれるとの期待を表明した。 体連は、結成50年を迎えた昨年から、「朝鮮民族の知恵と勇猛心を受け継ぎ、心、技、体が備わった楽しいスポーツを目指そう」というスローガンを掲げている。 代表団のメンバーらは、祖国のスポーツ関係者や選手たちにスローガンの内容を伝えながら、朝鮮民族の尊厳と栄誉を世界に轟かせるため、祖国と総聯がともに奮起しようと訴えた。選手たちも、在日同胞の信頼と期待に応えられるよう、これからもトレーニングに打ち込むとの決意を明らかにした。 [朝鮮新報 2005.6.16] |