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「独島問題で妥協しない」駐中朝鮮大使が指摘

 駐中朝鮮大使館は20日、日本政府が同国の駐中大使館を通じ、独島が日本「固有の領土」であり、朝鮮側が独島に関する切手を発行したことは、「容認できない」「万国郵便同盟の憲章と精神にもそぐわない」などと主張するファックス文を送ってきたことに関連し、これを送り返すとともに次のような朝鮮の立場を明らかにした。

 独島が朝鮮の領土であるということは、誰も否定できない歴史的事実であり、北南朝鮮はもちろん世界的、ひいては日本の歴史資料ですら立証している厳然たる事実である。

 独島に対する朝鮮民族の主権は神聖かつ不可侵のものであり、いかなる取引や妥協もありえない。

 日本が他国の歴史をよく知らないことについては理解できるが、独島が歴史的に朝鮮の領土ということを認めた日本の歴史記録すら知らないのは、歴史に対する常識不足でなければ意図的な歴史わい曲としか見ることができない。

 したがってわれわれは、日本側のファックスを論議する余地もなく受け取る価値もないものと認め、送り返すものである。

 再度強調するが、独島に対する日本のいかなる論議も、すべての朝鮮民族の反日感情だけを数百数千倍に増大させるだけであり、日本がいくら騒いだところで、卵で岩を砕こうとするような愚行である。

 現在、日本は自らの身分もわきまえず、米国の威を借りてアジア地域での領土膨張の野望を実現しようと差し出がましく振舞っているが、20世紀に日本が犯した罪業は、歴史が流れ世紀が変わっても消えることはなく、永遠に残っているだろう。

 日本の挑発行為は、今後日本とどのように接するかについての朝鮮民族の感情と立場をさらに明白に、かつしっかりさせるだけである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.5.28]