金剛山で北南共同祈祷会 「共同宣言固守し統一を」 |
6.15北南共同宣言発表5周年に際し、「6.15共同宣言実践と平和統一のための北南共同祈祷会」が24日、金剛山で行われた。 祈祷会には、北側から康永燮委員長をはじめとするキリスト教連盟関係者と鳳水教会の信者らが、南側から辛慶夏会長をはじめとする教会協議会と所属教団の教職者、信者ら約200人が参加した。 祈祷会では開会の辞と祈祷に続き、参加者らの発言があった。参加者らは、6.15北南共同宣言の歴史的意義について述べながら、いかなる状況下でも共同宣言を固守していくことについて指摘した。 また、北南のキリスト教人が6.15共同宣言をさらに高く掲げ民族自主、反戦平和、統一愛国の民族共助を実現し、祖国の自主的平和統一を近づけようと強調した。 同時に、日本の歴史わい曲と再侵略策動を阻止、破たんさせるための運動に積極的に参加するよう訴えた。 祈祷会では、次のような共同宣言文が採択された。 平和の王イエス・キリストに従い、民族の和解と統一のために祈ってきた北南の教会は、祖国光復60周年と6.15共同宣言発表5周年となる今年、民族の名山金剛山に集まり祈祷会を行い、われわれの一つになった心を次のように明らかにする。 1、今年は北南首脳が抱き合って6.15共同宣言を発表してから5年になる意義深い年である。6.15共同宣言は、分断の克服と民族和解のための統一への大道である。いかなる困難や妨害があろうとも6.15共同宣言は履行されなければならない。平和の使徒と呼ばれるわが北南の教会は、6.15共同宣言の実現のため心と志、誠のすべてを尽くすだろう。 2、わが北南の教会は今回の祈祷会を通じ、いかなる軍事的衝突や戦争がこの地で起きてはならず、平和を打ち立てることこそがわれわれに与えられたもっとも貴重な使命であることを再確認した。われわれは、北南の教会が手を取り合って反戦平和のために力強く立ち上がるとき、この地の平和のみならず本当の世界平和が実現されることを信じ、すべての良心的な平和勢力と行動をともにするだろう。 3、われわれは、この地の運命に直結する最近の北東アジア情勢について、深く憂慮している。とくに、日本は歴史わい曲を通じて軍国主義の復活とわが国に対する再侵略を試みることで、北東アジアの平和を脅かしている。日本は歴史をわい曲し、独島を自国の領土と主張する愚行を繰り返している。北南の教会は、このような行為を反人類的、反平和的行為とみなし、日本政府に即時中断と謝罪を強く求める。 4、統一と平和は、わが民族同士で力を合わせ、民族自主を土台に共助の道を模索するとき初めて成し遂げられる。われわれが一つの心で祈祷会を行ったのは、教会が先頭に立って民族の自主と共助を成し遂げ、平和定着を実現するためである。朝鮮キリスト教連盟と韓国基督教教会協議会は、キリスト教徒として兄弟であることを再確認し、7000万同胞が民族自主と共助を通じ一つになる歴史のために祈祷の行進を続けるだろう。 われわれが手を取り合ってあげた祈祷と賛美を通じ、キリストの正義と愛、平和がこの地に満ちることを信じる。 民族の団結と平和と統一を宣言した6月15日は、わが民族同士で自主統一の枠を作り上げた日である。 来たる6.15共同宣言発表5周年記念「民族統一大祭典」まで今日の賛美が続き、統一へ向けた新たな機運がこの地のすべてに広がることを祈る。 われわれはともに分かち合った一つになった感動を胸に、6.15共同宣言実践のため進んでいく。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2005.5.28] |