朝鮮外務省代弁人が指摘 「米の態度注視する」 |
朝鮮外務省スポークスマンは24日、ニューヨーク朝米接触と時を同じくして米政府高官が朝鮮に対する圧力的発言を相次いで行っているのと関連し、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように回答した。 13日に米国務省代表がニューヨークの国連駐在朝鮮常任代表部を訪ねて、われわれに対する米国の「主権国家」容認と「侵略の意思がない」など、周知の立場を公式に伝達した。 ところが、こうした接触と時を同じくして米政府の高官の間でわれわれを再び脅かす不純な発言が相次いでいる。 15日、大統領補佐官(国家安全保障問題担当)のハドリーは、われわれに対する「懲罰措置」をうんぬんし、米国の戦略は依然として「圧力を加えることである」と言う一方、16日には国務長官のライスが記者会見で、われわれに対して「現対峙状態を悪化させることを容認しない」し、「国連付託が一つの選択になりうる」と甚だしく圧力的な発言を行った。 朝鮮半島の非核化目標を堅持し、対話と協議を通じて平和的に問題を解決しようとするわれわれの立場は一貫している。 こうしたことからわれわれは、会談の成就のためにこれまで最大限の忍耐を示してきた。 米国が心から6者会談を通じて問題を解決しようとする立場であるならば、会談が開かれうる条件と雰囲気を実際に整える方向に進むべきである。 われわれがニューヨーク朝米接触を通じて知らせてきた米国側の立場をブッシュ政府の言行と結びつけて慎重に検討している時に、さまざまな雑言が相次いでいることは米国側の立場が何であるのかを混沌とさせるだけである。 われわれは、米国側の態度を引き続き注視し、時が来ればわれわれの立場をニューヨーク接触ルートを通じて米国側に公式に伝達するだろう。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2005.5.26] |