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平南道と全南道 今年の農業分野で交流、協力事業に合意

 北の平安南道と南の全羅南道は、今年の農業分野で活発に交流することで合意した。

 社団法人全南道民南北交流協議会(協議会)は12日、「協議会常任代表の趙忠勲・順天市長を含む6人の代表団が11日、開城で北側の民族和解協議会代表と会って協力事業を協議。合意書を交換した」ことを明らかにした。

 合意書によると、南は北の田植えの時期に合わせて、農機と肥料など営農物資を提供するとともに、園芸に必要な営農資材を7月までに供給する。北は可能な限り早い時期にビニール温室を作り、温室の建設敷地は今後の協議で決定することになっている。

 また、南は2003年に工事を終えた大同郡農機修理工場に必要な備品を8月までに調達する一方、北は代表団と技術陣の随時訪問と技術協議を保障することになっている。

 協議会では、今回の合意を機に全羅南道の特性を生かして、農業分野で技術と資源を北に支援する一方、さらに多様な交流協力事業を推し進める方針だ。

 昨年4月、全羅南道地域の22の自治体と企業、民間団体などで結成された協議会は、これまで苗床用ビニールなどの営農資材と農機修理工場の建設資材などを北に提供している。

[朝鮮新報 2005.5.19]