植物性抗がん剤を開発 |
朝鮮の医学科学院薬学研究所でこのほど、効能の優れた新しい植物性抗癌(がん)剤を開発した。 この抗癌剤は、海抜800〜1000メートルの北部高地で育つイチイと各種の植物から抽出した有効成分からなっている。 李希淑博士(功労科学者)によると、この抗癌剤は転移性乳腺癌、卵巣癌、リンパ肉腫、肺癌、食道癌と末期悪性腫瘍などに用いられるが、単独使用の場合に50%、他の薬と組み合わせて用いれば、90%までの治療効果があることが臨床実験によって実証された。 この抗癌剤の製造法は、有効成分の抽出と精製、濃縮、分離、再精製が従来の方法と全く違う。製品の純度を95%保ちながらも、使用電力は従来の3分の1、廉価の特異な溶媒を利用するこの製造法は、高性能の設備も必要としないので経済的実利がきわめて大きい。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2005.4.29] |