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平和擁護委、「国連軍司令部」の完全解体を主張

 朝鮮平和擁護全国民族委員会(平和擁護委)スポークスマンは9日、米国が最近、南朝鮮にある「国連軍司令部」の役割を強化しようとする動きを見せていることに関連し、不法な「国連軍司令部」の完全解体を求める談話を発表した。

 3月8日、南朝鮮占領米軍司令官ラポートは米議会公聴会で、朝鮮戦争「参戦国の役割を拡大」して「国連軍司令部本部により多くの人員が参加することを希望する」と言った。また、昨年の9月には「もし停戦協定が破棄され、敵対行為が再開されるなら16の構成国は連合のために再編成される」とし、「国連安全保障理事会が任務の終結を宣言するまで国連平和維持軍としての役割を引き続き遂行する」と言った。

 談話は、米国が有名無実になった「国連軍司令部」を復活させようとするのは、国連の看板を盗用して再び第2の侵略戦争を挑発するためであると指摘。

 また、米国が「国連軍司令部」を解体する代わりにその存在を維持し、最近になって強化する措置まで取っているのは、朝鮮半島問題は国連がかかわる問題であるということを国際的に世論化して侵略策動を正当化し、核問題を国連に付託して反共和国核騒動に狂奔し、有事の際に国連の看板を利用して多国籍軍が自動介入できる口実を設けようとする企図から出たものであると指摘した。

 談話は、国連決議にのっとって「国連軍司令部」を直ちに解体し、侵略軍と殺人装備を取りまとめて南朝鮮から即刻撤退すべきであると主張した。さらに、こんにちわが朝鮮は、みだりに手出しすることのできない強力な核保有国であることをしかと知るべきであると警告した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.4.18]