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祖平統代弁人が談話 米原潜の南朝鮮海軍基地停泊 恒常的な核脅威を立証

 朝鮮中央通信によると、祖国平和統一委員会(祖平統)スポークスマンは3月26日、南朝鮮の市民団体、緑色連合が記者会見を開き、慶尚南道鎮海の海軍基地に米軍原子力潜水艦が入港して停泊していた事実を写真と共に公開したことに関連して次のような談話を発表した。

 今回、米軍原潜が南朝鮮に秘密裏に入港して北侵戦争演習に参加した事実が暴露されたことは、米国が久しい前から朝鮮半島の非核化原則に違反し、わが民族を破滅させるための核戦争策動に狂奔してきたことをあらためて明白に実証している。

 米軍原潜の南朝鮮海軍基地停泊事実は、わが朝鮮を力で圧殺しようとする米国の凶悪な本心にはいささかの変化もなく、それが実践の段階で推進されているということをいっそう明白に示している。

 わが朝鮮はまさに、このような米国の恒常的な核脅威に対応して核抑止力を保有しており、今後も核兵器庫を引き続き増やしていくしかなくなった。

 米国が侵略的な核に対しては素知らぬ顔をし、われわれの自衛的核抑止力に言いがかりをつけてわれわれを核問題の張本人に仕立てているのは、盗人たけだけしい白昼強盗さながらの主張であり、それは誰にも通じない。

 朝鮮半島核問題の基本は、まさに米国の核問題であり、朝鮮半島を非核化するには米国がわれわれに対する侵略野望を捨て、核兵器を含むすべての侵略武力を南朝鮮から撤退させなければならない。

民主朝鮮紙も論評

 民主朝鮮3月27日付は、鎮海の海軍基地に米国の攻撃型原潜ロサンゼルスが入港したことは、米国こそ、朝鮮半島の平和を破壊し、核危機をつくり出す張本人、核の温床であることを示していると糾弾した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.4.2]