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朝鮮で鳥インフルエンザ発生 拡大防止へ非常対策を講じる

 【平壌3月27日発朝鮮中央通信=朝鮮通信】朝鮮の各地で、世界でまん延している鳥インフルエンザの防止活動が力強く展開されている。

 国家獣医非常防疫委員会が組織され、積極的な活動を行っている。

 同委員会メンバーによると、最近、下堂養鶏工場(平壌市兄弟山区域)をはじめ2〜3カ所の養鶏工場で鳥インフルエンザが発生した。同委員会では、これら養鶏工場で鳥インフルエンザが発生するなり、直ちに非常対策を講じ、他の養鶏工場をはじめ家きん工場に広がらないよう獣医防疫活動に取り組んでいる。

 鳥インフルエンザが発生した養鶏工場では、感染した数十万羽のニワトリを埋めたり焼却し、専門機関の活動家と科学者、技術者は鳥インフルエンザ・ウイルスを撲滅する研究を行っている。

 現在まで、鳥インフルエンザが発生した養鶏工場の飼養管理労働者のなかから感染者は出ていない。

 農業省と保健省などの関係者は、鳥インフルエンザの発生と感染を防ぐための防疫陣を張り、この活動に広範な大衆を動員している。

南当局 感染拡大防止で支援方針

 中央日報3月28日付などによると、南朝鮮当局は北で鳥インフルエンザ発生が正式に確認されたのを受けて、防疫対策などを積極支援する方針を決めた。

 同紙によると、関連省庁の会談を北側に提案する案を検討しており、それが不可能な場合、実務レベルの接触を通じて、鳥インフルエンザ感染拡大の防止に向けた技術と装備を支援する計画だという。

 また、国際機関を通じても防疫事業に積極協力する方針で、世界保健機関(WHO)などを通じた支援策も検討している。

[朝鮮新報 2005.3.31]