白頭山建築研究院・建物内で快適な環境作りシステムを開発 |
このほど、朝鮮の白頭山建築研究院で建物内での快適な熱環境づくりシステムを開発した。
この開発を導いた教授、博士の韋錫竜氏によると、このシステムは空気温度とふく射温度(室内壁表面の平均温度)の平均値である環境温度を基準とするエアコンディショニングシステムで、従来の空気温度基準によるエアコンディショニングシステムよりはるかに優れている。 このシステムを導入すれば、部屋の向きや位置などにかかわらず、国際規格(ISO)が建物内での快適な熱環境温度として規定している夏25度、冬22度を正確に保つことができる。使用者が必要とする任意の環境温度に調節することもできる。 このシステムは、空気温度とふく射温度の平均値を現す環境温度計の開発、必要な環境温度をつくるエアコンのコンピュター化、環境温度を基準とする建物の熱負荷計算法の開発によって実現した。 新しい熱負荷計算法は、従来の空気温度基準の熱負荷計算法に比べて30〜40%少ない冷暖房設備の能力でも建物内での快適な温度を保つことができる。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2005.3.18] |