朝鮮中央通信 南浦市で総合的沿岸管理計画が進行中 |
11日発朝鮮中央通信によると、平安南道南浦市に統合的沿岸管理のための「民族示範地」(ナショナル・デモンストレーションサイト)が建設されている。
沿岸資源の開発と持続的な利用、沿岸地域の経済発展と環境管理など沿岸に対する科学的で統合的な管理システムを確立することになるデモンストレーションサイトは広さが210余平方キロメートルで、南浦市とその周辺の西海閘門貯水池流域、そして海の流域を包括する。 サイトの建設は、沿岸資源を開発して持続的に利用し、沿岸の経済発展と環境管理をバランス良く結合させる統合的沿岸管理(ICN)計画に基づいて進められる。 1998年末に準備段階の活動が完了し、サイトの建設に必要な近代的な科学研究手段が完備された。 現在、「南浦民族示範地対象管理事務所」が組織され、その活動を活発に展開している。開始段階の活動が進むにつれ、沿岸戦略(展望計画)の目標と規模、遂行の方途が具体的に明らかにされている。 事務所では、近代的な科学研究手段を利用してサイトの環境実態資料を分析、総合し、データベース化する一方、統合的な沿岸環境監視システムを確立する活動を推し進めている。 水産法、海洋汚染防止法、水資源法、国土環境保護・取り締まり法をはじめ、様々な法とその執行のための施行規定が採択、貫徹されて国土の面ぼうが日増しに変ぼうしているこんにち、統合的沿岸管理のためのサイトの建設が終われば、国の沿岸を科学的に、統合的に開発、利用するうえで大きな前進が遂げられることが予想されている。 サイトを建設する活動に「東アジア海域環境管理パートナーシップ(PEMSEA・フィリピンに本部)地域計画事務所」(PEMSEARPO)が協力している。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2005.3.17] |