6.15宣言実践北、南、海外共同行事準備委結成 わが民族同士力を合わせ統一を |
【高城発=李松鶴記者】6.15共同宣言実践のための北、南、海外共同行事準備委員会の結成式が4日、金剛山で行われ、「統一問題をわが民族同士の力と知恵を合わせて解決する」など、宣言文が採択された。結成式には、北側、南側代表団とともに、金守埴在日本朝鮮人平和統一協会会長、朴久好総聯中央統一運動局長など、海外側代表団が参加した。
結成式ではまず、北、南、海外の副委員長らが各準備委員会の結成に関する報告を行った。 つづいて、共同行事準備委員会の共同委員長が発表され、北側共同委員長に北側準備委員会の安京浩委員長(祖国平和統一委員会書記局長)、南側共同委員長に南側準備委員会の白楽晴常任代表(ソウル大学名誉教授)、海外側共同委員長に海外側準備委員会の郭東儀(在日韓国民主統一連合常任顧問)、文東煥(6.15共同宣言実現在米同胞協議会共同代表)の両委員長が選出された。 共同行事準備委員会の結成が宣布された後、郭東儀共同委員長、安京浩共同委員長、白楽晴共同委員長が祝賀演説を行った。 また、共同行事準備委員会の結成宣言文が朗読された。
宣言文は、共同行事準備委員会は、「共同宣言に基づき、国の自主的平和統一を実現するため分裂後、初めて北、南、海外の各階層の政党、団体、人士を最も幅広く網羅して結成された常設的な全民族的統一運動連帯機構」だと規定し、この結成によって、「同胞の統一志向と意志を一つに結集していくことのできる民族大団結の母体、強力な推進力を有することになった」と、意義を強調した。 そして、@統一問題をわが民族同士の力と知恵を合わせて解決するA6.15共同宣言を中心に団結してその実現のために渾身の努力を傾けるB各階層の自主的連帯と協力が豊かに花開くようにするC戦争の脅威、軍事的対決と緊張を取り除き、恒久的な平和のために努力を尽くす、と決意した。 さらに、意義深い今年を自主統一の転換的局面を開く年にし、自主と平和を守り、団結と統一の新たな歴史を創造し、世界にわが民族の知恵と英知、団結を示そう、と呼びかけた。 北、南、海外共同行事準備委第1回会議
結成式に続いて、共同行事準備委員会の第1回会議が5日、金剛山で行われ、共同報道文と特別決議文が採択された。 共同報道文は、▼6.15共同宣言を活動の指針とし、共同宣言を支持する北、南、海外の政党、団体、人士との接触と対話を発展させ、国の平和と統一のため積極的に努力していく▼統一運動をより積極化し、特に共同宣言発表5周年と祖国光復60周年、日帝の「乙巳保護条約」のねつ造100年にあたる日を迎えて、重要な節目ごとに統一運動期間を設定し、多様な形態の統一運動を繰り広げていく▼共同宣言発表5周年を迎え、平壌で民族統一大祭典を盛大に開催することにし、8.15には南側の地域で光復60周年共同記念行事および民族統一大会を開催する▼労働者、農民、女性、青年学生、文芸、教育など部門別、階層別団体の統一会合を適切な時期に催す▼白頭―漢拏民族統一大行進など多様な統一行事を開催する問題について今後、引き続き協議することにしたと指摘した。 一方、特別決議文は、日本政府に南朝鮮駐在日本大使の発言に関連して朝鮮民族に公式に謝り、島根県の「竹島の日」制定策動を即時に撤回させることを強く求めた。 (関連記事) 6.15宣言実践北、南、海外共同行事準備委結成宣言文(全文) 6.15宣言実践北、南、海外共同行事準備委第1回会議共同報道文 6.15宣言実践北、南、海外共同行事準備委第1回会議特別決議文採択 [朝鮮新報 2005.3.12] |