祖平統スポークスマン談話 日本の独島「領有権」主張を糾弾 |
祖国平和統一委員会(祖平統)スポークスマンは5日、談話を発表し、島根県の「竹島(独島)の日」制定の動きと独島を「日本の領土」だと言った高野紀元南朝鮮駐在日本大使の妄言に対し、「領土膨張野望をさらけ出した危険極まりない妄動」「わが民族の神聖な領土を強奪しようとするごう慢な犯罪である」と糾弾した。 スポークスマンは、独島を「日本の領土」だと言い張りながら図々しく「竹島領有権」を主張している日本反動層の策動は、歴史も国際法も眼中にない無法者ならではの妄動であるとし、次のように指摘した。 朝鮮民族を冒とくし、われわれの神聖な領土を強奪しようとする日本反動層の策動を絶対に容認することができない。全同胞は日本の独島強奪策動を断固と粉砕し、彼らから過去の罪悪に対する謝罪と補償を受け取るたたかいをいっそう果敢に繰り広げるべきである。 日本は、わが民族の日増しに高まる反日感情と敵がい心をしっかり認識して軽挙妄動してはならず、独島を強奪しようとする策動を直ちに中止すべきである。 1500年前から独島を領有 日本の政府文書にも明記
朝鮮歴史学学会の許宗浩委員長(アカデミー会員、教授、博士)は、朝鮮中央通信社記者との会見で、独島について次のように述べた。 朝鮮の独島領有は、約1500年の古い歴史を有している。 独島を真っ先に発見し、代を継いで開拓し、経営してきた国は朝鮮であり、それを国土に編入、領有を内外に宣布した最初の国も朝鮮であった。これについては、「増補文献備考」「三国史記」「高麗史」「李朝実録」、李朝政府の勅令第41号(1900年10月25日公布)、「与地志」「世宗実録地理志」「新増東国輿地勝覧」などの歴史文献と歴代地理書に明らかにされている。 独島が朝鮮の領土であるということは、日本の政府文書と地図にも記録されている。 そのなかでも、日本の最高機関であった太政官の岩倉具視が1877年3月20日、鬱陵島と独島に対して「本邦(日本)と関係のないものと知るべきだ」と内務省に下達した指令と、最近新たに発見された1592年(壬辰倭乱=文禄・慶長の役)、倭将の川上久国がつくった軍事作戦地図(写本)、江戸幕府時代である1785年に日本の有名な地理学者林子平が作成した朝鮮八道之地図(原本)は、独島が朝鮮固有の領土であることをさらに雄弁に実証している。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2005.3.10] |