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朝鮮補償対策委がアピール 今年を日本の過去清算元年に

 朝鮮日本軍「慰安婦」・強制連行被害者補償対策委員会は1日、日本帝国主義を戦りつさせた3.1人民蜂起が起きてから86年になることと関連し、日本の過去の清算を求める北、南、海外の団体に送るアピールを発表した。アピールは次のように指摘した。

 1919年に起きた3.1人民蜂起は、朝鮮民族の不屈の気概と意志を誇示した歴史的な出来事であった。

 86年間もの長い歳月が経ったこんにちまで、蜂起を鎮圧するため朝鮮の13の道で日帝が働いた極悪な民族弾圧、殺りくの真相は闇に埋もれている。

 日本はわが民族に犯した反人倫的犯罪の真相を何一つ明らかにしていないし、わが民族の血の歴史をわい曲して被害者を著しく冒とくしている。

 われわれは、日帝による「乙巳5条約」ねつ造100年、「韓日併合条約」ねつ造95年、日帝の敗北60年になる今年を日本の過去の清算元年にするため、北、南、海外の各団体に次のように呼びかける。

 1、北、南、海外の各団体が連帯、連合して日本の過去の清算運動を汎民族的な闘争として力強く繰り広げよう!

 日本の過去の清算という全民族史的課題、民族共同の事業において、北、南、海外のすべての力量が力を合わせ、歩調も合わせて日本の過去の清算を求める強力な民族共同戦線を形成しよう。

 2、日本の歴史わい曲、軍国化策動を断固と粉砕しよう!

 今、日本では首相をはじめ高位政治家、閣僚が「靖国神社」参拝を公式化、定例化しながら、国内で右傾化、軍国化を扇動し、「有事法制」整備を最終的に推し進めて自衛隊の海外派遣を合法化するなど、海外侵略の政治、軍事的基盤を完成しようとしている。

 朝鮮半島とアジアの平和と安定のためにも二度と不幸な歴史が繰り返されないよう日本の歴史わい曲、軍国化策動に警戒心を高め、これを徹底的に粉砕しよう。

 3、日本の国連安全保障理事会常任理事国入りの企図をあくまで阻止しよう!

 朝鮮とアジア諸国に対する侵略と略奪によって肥大した日本がその犯罪行為に対する明白な反省と補償もしないまま、財布を見せびらかして常任理事国入りを果たそうとするのは、日本によって甚だしい屈辱と被害を強いられたアジア諸国の人民に対する愚ろう、冒とくである。

 世界の人権団体、日本当局に補償を求める団体と積極的に連帯して日本の過去の清算回避策動を問題視し、常任理事国入りに反対する国際的な強力な行動を積極的に繰り広げよう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.3.5]