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著作権侵害の中止と賠償を南朝鮮に要求

 朝鮮作家同盟の作家洪石中氏は20日、平壌での記者会見で、南朝鮮で北の作家たちが創作した多くの作品が公然と無断コピーされ、それに関連した論争が起こっていることに憤激を禁じ得ないとし、それに対する立場を再度明白にした。

 洪氏は、昨年の12月にも、南側の「民族文学作家会議」のメンバーと会った機会に、これに対する自身の見解を表明している。

 洪石中氏は、祖父である洪命熹(1888−1968)の作品「林巨正」と朝鮮作家たちの著作物を南朝鮮の一部の出版業者が無断コピーしているのは、著作権に関する国際法と出版慣例にも反し、初歩的な礼儀も知らない非道徳的で不法な著作権侵害行為であると糾弾した。

 また、長編歴史小説「林巨正」はわが民族の文人として知られている祖父が1920年代から書き始めた作品であると述べながら、この作品はこの20余年間、南朝鮮の非良心的な出版業者によって無断コピーされて暴利の対象になってきたと指摘した。

 さらに、南朝鮮で公然と強行されている著作権侵害が無条件中止されるべきであり、神聖な著作権を侵害した当事者は当然謝罪し、速やかに相応の賠償をすることを再度強く求めると強調した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.2.28]