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朝鮮中央通信 「備忘録」への「反論」は弁解にすぎない

 朝鮮中央通信は24日、日本人拉致被害者、横田めぐみさんの遺骨鑑定問題と関連した今月10日の日本政府の「反論」に対し、次のような報道を発表した。

 最近、日本政府は中国駐在の自国大使館を通じ、1月24日付の朝鮮中央通信社備忘録に対する「反論」なるものを送ってきた。

 日本政府の「反論」の内容を見ると、われわれが備忘録を通じて横田めぐみさんの遺骨鑑定の結果がねつ造であると暴いたことに対して日本が科学的な解明をしたものはないということと、「朝鮮側がねつ造だと断言した見解を全く受け入れられない」だの、「生存拉致被害者たちを帰国させて真実を早急に解明することを求める」だの、「そのような対応がない場合、日本政府は厳重対応をするしかない」だの、何だのと言葉を列挙したものである。

 そうしながらも、われわれが希望するなら備忘録に対する自分らの「反論」と関連して実務レベルで会い、直接説明する用意があるとした。

 これに関連して24日、中国駐在の朝鮮大使館は、日本大使館に次のようなわれわれの立場を公式に通知した。

 朝鮮中央通信社備忘録に対する日本政府の「反論」なるものは、科学的な論証が欠如しており、一顧の価値もない粗末な弁解に過ぎないものであって、絶対に受け入れられない。

 われわれは真実に背を向け、事件をねつ造した日本の行為に幻滅を覚えており、この問題で日本政府と論議する考えはない。

 われわれは、日本政府がすでにわれわれが要求した通り、横田めぐみさん本人の遺骨鑑定結果をねつ造した真相を究明し、責任ある者を処罰し、遺族に謝罪することと遺骨を遅滞なく返還することを再度強く要求する。

 日本政府が「厳重対応」をうんぬんしていることについて言うなら、思い通りにすれば良いということである。われわれもそれに対応した行動措置を選択するだろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.2.26]