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米国の歴史文化遺跡破壊行為を糾弾

 朝鮮文化保存指導局スポークスマンは7日、南朝鮮で貴重な歴史的文化遺跡が米軍によって無残に破壊される事態が生じていることで、要旨次のような談話を発表した。

 現在、南朝鮮には米軍の軍事基地として利用されている歴史文化遺跡地の面積が約12万3000坪に達するという。とくに、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に世界文化遺産として登録されている昌徳宮地域の2万600余坪の面積に高射砲陣地が建設されているのをはじめ、各地域の歴史文化遺跡地に弾薬庫など各種の軍事施設物が構築されているという。

 米国は南朝鮮を占領した後、こんにちに至るまで国宝級の美術作品、新羅金冠、高麗青磁、李朝白磁をはじめ約3万8100点の歴史文化遺物を強奪した。

 われわれは、民族の尊厳と自主権が消えうせた南朝鮮で歴史文化遺跡がこん跡までなくなっていることを傍観できない。

 われわれは、南朝鮮の歴史文化遺跡保護団体と広範な人民が米国の歴史文化遺跡破壊行為を断固粉砕し、侵略者、略奪者を一日も早く追い出すための闘争に力強く立ち上がるものとの確信を表明する。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.2.17]