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開城産鍋の売れ行き好調 すすむ工業地区開発

 昨年12月15日、ソウルのロッテ百貨店で初めて販売された開城工業地区産の鍋は、現在、釜山などでも販売されている。北南和解、協力の象徴となっている鍋の売れ行きは好調で、価格も既存の鍋の約半額(2つのセットで1万9800ウォン=約1980円)とあって、さらに人気を集めている。

 この製品の生産者、リビングアート社は開城工業地区で初めて操業を開始した会社だ。

 昨年12月15日、竣工式を行った。

 昨年12月28日には、半導体の部品を生産しているエスジェイテック社が、同地区の工場竣工とともに、製品を初生産した。

 エスジェイテック社開城工場のユ・チャングン代表理事は、南朝鮮インターネット新聞(1月20日)のインタビューに答え、電力問題で設備が稼動しなかったり、費用の損失があったのも事実だが、不幸だった民族の過去を乗り越え、世界的な競争力を持つ工業地区に成長させることにより、同地区は平和統一の教本になるとの確信を抱いていると語った。

 一方、米国が提起した「戦略物資搬出問題」で事業が承認されていなかったJCコム社など2つの業者の事業は26日、南政府の承認を得た。

 北側も同地区を「民族共助の標本」として開発に積極的に乗り出しており、同地区の開発事業はさらに加速化されそうだ。

[朝鮮新報 2005.1.27]