「乙巳条約に署名せず」、高宗皇帝の密書公開 |
21日の朝鮮中央通信によると、南朝鮮のMBC放送が、「乙巳条約」(1905年)の不当性を国際社会に知らせた高宗皇帝の密書が100年ぶりに公開されたと伝えた。 同放送によると、日帝の強圧によって「乙巳条約」がねつ造された直後、高宗皇帝は当時、ソウルにいた英国人記者のストーリー氏に英国政府に送る密書を伝えた。 皇帝の御璽が押されている密書には、「高宗皇帝は『乙巳条約』に署名していない、国の主権を日本に渡すことはできない」という内容が盛り込まれている。 この密書を探し出し公開したのは、米国に移民した女子高校生のクォン・ミンジュさんで、彼女は100年前、高宗皇帝から密書を受け取ったストーリー氏が「乙巳条約」ねつ造の秘話をまとめて執筆した図書「東方の明日」を探し出して最近、「高宗皇帝の密書」という翻訳版を出版した。 同書には、高宗皇帝密書の写本と共に「条約」のねつ造をめぐる日本の陰謀と専横が記録されているという。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2005.1.25] |