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朝鮮中央通信社、備忘録発表し真相を暴露 遺骨「鑑定結果」はねつ造

 朝鮮中央通信社は24日、朝鮮民主主義人民共和国政府の委任により、人民保安省と法医学専門家たちが分析した資料に基づいて備忘録を発表し、日本反動層がでっち上げた横田めぐみさんの遺骨「鑑定結果」の真相をことごとく暴露した。

 約8000字の長文の備忘録は、▼「日本の遺骨鑑定結果は徹底したねつ造」▼「信頼できない日本」▼「遺骨鑑定結果をねつ造した日本の本心」の3つの体系で構成されている。

 備忘録は、日本での遺骨鑑定結果は完全にねつ造であるとし、日本政府が断定した「国内最高水準の研究機関による客観的で正確な検査結果」の疑問点に対して明らかにした。

 その疑問点は第1に、同じ骨片の依頼を受けた科学警察研究所はDNAの検出ができなかったのに帝京大学では「結果」が得られたということ、第2に、遺骨鑑定の分析方法、第3に、横田めぐみさんの遺骨に対する帝京大学の「DNA識別鑑定書」に記された分析内容の前後が合わないことである。

 備忘録はまた、遺骨鑑定の手順と形式にも問題があると指摘し、諸般の事実は日本が持ち出している遺骨「鑑定結果」が体質的にわが朝鮮に反対する極右勢力とこの勢力と結託して自分の政治目的を達成しようとする不純分子らのねつ造品であることを余すところなく実証していると強調した。

 そして、日本は横田めぐみさんの遺骨「鑑定結果」だけをねつ造したのではなく、外交慣例に類例のない稚拙で、陰謀的な方法で彼女の夫の指紋と皮脂、細胞などを採集し、夫と娘の親子関係も否定した事実に対しても具体的に言及し、日本こそ信じようとしても信じられず、親しく過ごそうとしても過ごすことができない国であることを如実に示していると指摘した。

 さらに、遺骨「鑑定結果」までねつ造した日本の下心は拉致問題を「国民感情」の美名のもと、自己の過去清算を回避するための盾に、国際的に朝鮮を孤立させるための道具に、政略実現とはなはだしくは金もうけのよい手段として利用しようとするものだと指摘した。

 備忘録は、日本政府が横田めぐみさんの遺骨が本人のものでないとした以上、われわれが累次求めたとおり遺骨を足しも引きもせず、原状のまま送還し、「鑑定結果」ねつ造事件の真相を徹底的に糾明して責任ある者を厳重に処罰すべきだと強調した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.1.25]