祖平統、「脱北者代替用語」使用方針を非難 |
祖国平和統一委員会(祖平統)スポークスマンは14日、南朝鮮の統一部が8日、「脱北者」という表現を「セト(新居)民」に替えるとの「内部方針」を決めたことを非難する談話を発表、次のように指摘した。 統一部の当局者は「脱北者」という言葉は否定的な意味があるので、「新しい居住地と希望を意味する代替用語」を使う方針であるとし、「世論収れん」を通じて「北離脱住民保護法」などに公式用語を使う方案を「検討中」であると明らかにした。 これまで南朝鮮当局が米国やその追従国と共謀して海外に出た朝鮮の人々を誘引、拉致して「脱北者」というレッテルを張りつけて南朝鮮に連れ去ったのは周知の事実である。 当局が今回は「脱北者代替用語」をつくり、「北離脱住民保護法」まで制定したのは本質上、今後も組織的な誘拐を強行し続けるということである。 外来侵略軍の占領のもとで民族的自主権がじゅうりん、抹殺され、「国家保安法」とハンナラ党のようなものが存在する南朝鮮を「新しい居住地」などと美化したのは朝鮮に対する重大な冒とくであり、挑戦に他ならない。 統一部が北南間の和解と協力、祖国統一ではなく、同族間の反目と対決を扇動してわれわれを崩壊させようとする米国の対朝鮮敵視政策に便乗していることに対し、絶対に傍観しないであろう。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2005.1.18] |