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平壌宣言どおり過去の清算を(労働新聞5日付)

 日本は、かつて過ちを犯した他国の誠実な補償努力とは反対に、過去の犯罪責任を必死に回避している意地汚く、鉄面皮極まりない国である。

 日本の過去の清算は、してもしなくても良い単純な人道問題ではなく、必ず解決しなければならない鋭敏な政治的、国際的問題であり、歴史的未決問題である。

 日本が過去の犯罪に対する法的、道徳的義務を無視、否定しながらも、最近、「国連活動への寄与」「国連分担金の規模」などと言いながら、国連安全保障理事会常任理事国になるため国連の門をたたき、果ては、各国に「支持」を請託するのは図々しい行動である。

 中国をはじめアジア諸国が日本の道徳的低劣さ、過去の犯罪責任回避を問題視して、日本の国連安保理常任理事国入りに冷淡に対処したり、反対したりしている事実の前で日本は熟考し、過去問題に対する誤った態度を放棄すべきである。しかし、過去の清算に必死に反対している日本の極右勢力は最近、奇怪な騒動を繰り広げながらわが国に途方もない「レッテル」を張り付けようと狂奔している。

 彼らは、われわれが誠意と人道主義を発揮して送還した日本人拉致被害死亡者の遺骨問題に関連して途方もない「ニセ遺骨説」をねつ造し、それにかこつけてわれわれに対する「経済制裁断行」「抗議」「厳しい対応」などと言って反朝鮮茶番を演じている。実にあきれた意地汚い行為である。

 日本が加害者としての自分のなすべきことはせず、逆に被害者であるわれわれにすでに解決済みの拉致問題について騒々しく振舞っているのを見ると、卑劣で不らちの極みだと言わざるをえない。

 日本の極右勢力が「ニセ遺骨説」をねつ造して流布し、反朝鮮騒動に血道を上げているのは、過去の清算をせず、日本へ集中する国際社会の非難の矢を他へ向かわせようとするこうかつな術策に過ぎない。

 彼らが過去の清算に執ように反対する一方、ねつ造した「ニセ遺骨問題」を持って「制裁」などと騒ぎ立てるのは、わが人民に再度罪を犯すことになる。

 わが人民は、日本極右勢力の無分別な反朝鮮茶番を注視している。

 われわれを敢えて侵そうとする者は決して無事にはいられないであろう。

 日本当局は、朝・日平壌宣言で公約したとおり、一日も早く過去の清算をすべきである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.1.15]