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金永南委員長、米議員代表団と会見 核問題、6者会談など深みある意見交換

ウェルドン米議会議員代表団団長と会見する金永南最高人民会議常任委員会委員長

 金永南最高人民会議常任委員会委員長は13日、平壌の万寿台議事堂で、カート・ウェルドン米議会下院軍事委員会副委員長(共和党)を団長とする米議会議員代表団と会見した。金桂官米国担当外務次官ら関係者が参加した。

 米議会議員代表団は同日、金正日総書記への贈物を金永南委員長に伝達した。また、ウェルドン団長名義の贈物も伝達した。

 11日平壌に到着した米議会議員代表団は、12日にも白南淳外相と朝鮮人民軍板門店代表部の李賛福代表と会見した。

 一連の会見では、核問題と6者会談など朝米関係の懸案について率直で、深みのある意見交換を行ったという。

米側「朝鮮を敵視しない」

 朝鮮中央通信によると、意見交換で朝鮮側は、核問題を対話と交渉の方法によって平和的に解決する意志を再確言しながら、第2期ブッシュ政権の政策を見守ってから6者会談の再開問題を決定することにした理由を説明し、新世紀には忌まわしい過去を踏襲せず、朝米関係改善のために未来志向的に臨むべきだとし、米国がわれわれの制度に対して中傷せず、内政干渉的に出なければわれわれも反米をせず、米国を尊重し、友邦として接することができるという立場を表明した。

 これに対して、米議会代表団は朝鮮側の立場をよく知ることになったとし、米国は朝鮮を敵視しないし、侵攻する意思もなく、制度を転覆しようともしないという立場を表明した。

 朝鮮側は、米議会議員らの発言内容が第2期ブッシュ政権の政策に盛り込まれるなら、6者会談の再開と核問題はもちろんのこと、朝米間のすべての懸案の窮極的な解決に臨むことになるということについて確言した。

 訪朝日程を終えた米議会代表団は14日、平壌を発った。米議会代表団は平壌滞在期間、金日成総合大学、チュチェ思想塔、平壌地下鉄、万寿台創作社、切手展示館、民芸展示館、統一通り市場など市内の各所を見て回った。

 米議会代表団は朝鮮人民の親切さと歓待に謝意を表したという。

 ウェルドン団長は、2003年5月から6月にかけて訪朝し、白南淳外相らと会談している。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.1.15]