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東京朝高創立60周年を誇らしく迎えるために 生徒と教員が一つになって

「ウリマルがあふれる学校」づくりを!

 来年の学校創立60周年を控えて、東京朝鮮中高級学校では今年、「ウリマルをよく学び、常に使う模範学校」づくりに年間を通して取り組んできた。

 その一環として6日、「われらが示す『朝高精神』は『ウリマル精神』! 朝青東京朝高委員会主催 ウリマル・イベント」の第1部で、教員20人が出演した演劇「スズラン」が上演された。

 演劇は、教員たちがウリマル運動の騎手となり、生徒たちのお手本になろうと取り組まれたもの。そこには、演劇を通して生徒たちに在日1世、2世たちの想いを伝えられたらとの思いも込められていた。

 多忙なスケジュールをこなす教員たちも、この時ばかりは連日、エネルギッシュに練習を行ってきた。演劇出演経験がない教員たちだけに、初めははにかみや照れもあったが、いざ生徒たちの前に立つと、堂々と情熱的な演技を見せた。

 授業中とはまた違う教員たちの一面を見た生徒たちは、開幕とともに悲鳴にも似た歓声を上げ、拍手喝さい。場内はいつのまにか水を打ったように静まり返った。

 演劇公演終了後、金世英さん(高3)は、「解放後、在日同胞にとってウリマルを学び、朝鮮の国旗を掲げることが本当に意義深いものであったということを知ることができた。だからこそ、そのために自分の命を捧げても守り抜いてきたのだということを再認識した」と感想を残した。

 また、朝青朝高委員会ウリマル部長としてイベントを準備した高琴美さんは、「今回の演劇公演を通じて、これから私たちがどうしていかなければならないのかを深く考えるようになった。在日1世たちの魂を受け継いで、私たちがウリマルを引き続き守り、輝かせていかねばと思った」と、ウリマル部長としての決意を新たにした。

 学校創立60周年を控えて同校では、より芳しく流暢なウリマルがあふれる学校づくりを目指めざしている。【東京朝鮮中高級学校】

[朝鮮新報 2005.12.25]