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静岡初中 ペルー人学校と交流

ウリハッキョの生徒によるお礼の公演

 21日、静岡朝鮮初中級学校の全校生徒が、浜松市にあるペルー人学校「ムンド・デ・アレグリア」を訪問した。

 ムンド校は、南米系の学校としては、全国で始めて各種学校として認可された学校で、静岡県の外国人学校同士の初めての交流となった。

 同校生徒の歓迎のあと、同校生徒によるペルーの民族舞踊を観覧した。学年別にゲームをして楽しみ、一緒に昼食をとり交流を深めた。最初はぎこちなかった子どもたちだったが、自己紹介のあと、すぐにうちとけて手紙の交換や鬼ごっこ、じゃんけんゲームに夢中になっていた。

ペルーの民族舞踊を披露するムンド校の生徒

 その後、ウリハッキョの生徒たちがお礼の公演をした。低学年生たちがチャンゴの演奏とアンパンマンの歌、高学年生たちが朝鮮舞踊(ヒャンバルの舞)、そして、中学生たちがスペイン語で「コンドルは飛んでいく」を合唱した。

 同校の理事長である松本雅美校長は、「同じ静岡県には、自分たちだけでなく色々な国の子どもたちが学んでいることを子どもたちが知り、広い考えを持って生きていくきっかけとしてほしい。これから県下の外国人学校同士が交流を深め、外国籍の子どもたちがもっと学びやすい環境を作るように力をあわせて要求していきたい」と語っていた。

 この日、NHK、朝日放送、静岡放送が交流のもようを取材した。テレビで交流の模様が放送され、翌日の各新聞紙上でも報道された。【静岡初中】

[朝鮮新報 2005.11.25]