北九州初級 小体連加盟へ 「正式参加が生徒らの力に」 |
北九州朝鮮初級学校(北九州市八幡西区)が12日、同市小学校体育連盟の陸上競技大会に初出場した。同校は学校教育法で専門学校と同じ「各種学校」にあるため出場が認められていなかったが、北九州市教委や小体連が認めた。九州にある朝鮮初級学校では初めてで、全国的にも注目される。 今年7月、同校が小体連と小学校文化連盟(小文連)への参加を市教委や両連盟に打診したところ、「同年代の児童が一緒に参加することは望ましい」と歓迎。本年度はオープン参加形式だったが、来年度からは正式加盟できるように話し合っていく。 朝鮮高級学校の公式大会参加は高体連が1993年に、中級学校は中体連が97年にそれぞれ認めた。初級学校は地域スポーツやクラブ大会には出場してきたものの、小体連や小文連の参加については協議されていなかった。 同校はこれまで、市教委だけでなく、県教職員組合、北九州市立各小学校、「朝鮮学校を支える会」などの機関との交流を深めており、それらが形となって表れた。朴廣赫校長は、「出場できないと思っていたのでうれしい。ウリハッキョがさまざまな大会に正式に参加することで、生徒たちの大きな力になるだろう」と語っている。 [朝鮮新報 2005.10.13] |