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東京第9初級で公開授業 区、市議と市民78人が参加

東京第9初級で行われた公開授業には区、市議と市民78人が参加した

 東京朝鮮第9初級学校の公開授業が9日に行われた。

 この日学校を訪れた同校学区の区、市議会議員と地域の日本人78人は、国語(朝鮮語)、算数、日本語、音楽、地理などの授業を参観し、展示された教科書などを見て回った。 

 授業のあとには懇談会が行われた。同校の金亀鶴校長が学校運営や生徒たちの現状について説明したあと、オモニ会、アボジ会、教育会の代表がそれぞれ処遇改善を求める発言をした。

 また、参加した区、市議会議員が感想を述べた。橋本久雄小平市議は、補助金について「朝鮮学校に一円も出していない自治体はすでに少ないので肩身は狭いが、この壁は厚い。これから私たちが在日外国人とどのように付き合っていくのかをしっかり考えなければ」と述べた。奥田けんじ中野区議は、「(教科書を見て)日本の文学にも親しみを持てるようになっているし、歩み寄りの姿勢が感じられた。今度は日本側が歩み寄る番ではないだろうか」と感想を述べた。

[朝鮮新報 2005.7.19]