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〈総連に対する政治弾圧−強制捜索〉 「わい曲報道」、謝罪と訂正を

総連代表ら、テレビ朝日などに抗議

テレビ朝日に講義する総連代表ら(18日)

 警視庁公安部の総連組織に対する政治的弾圧を目的とした在日本朝鮮人科学技術協会(科協)への不当捜査(14日)に関する常軌を逸したマスコミ報道は、総連組織を瓦解させようという当局の意図が赤裸々に「代弁」され、綿密な「脚本」に沿ってなされていると、同胞らの強い怒りを買っている。

 こうした中、総連中央をはじめ各機関代表らは、テレビ、新聞などのマスコミに対し、「わい曲」された報道への抗議活動を18日から行っている。

 18日、テレビ朝日を訪ねた総連中央の安泰斗部長をはじめとする代表らは、同報道局社会部長に対し14日午後から夜にかけて放送した誹謗中傷と悪意にみちた「わい曲報道」に強く抗議した。代表らは@製薬会社に対し「総連の傘下団体」というテロップを流したこと、A証拠もなく拉致問題と意図的にからめたこと、B逮捕者を総連の「幹部」と報道したことについて指摘し、謝罪と訂正を求めた。

 また、代表らは朝鮮出版会館職員らの業務を妨害し、弁護士の立会い要求を無視した警察当局の行為を一切報道しなかったことについて抗議し、日本のマスコミが当局の「代弁人」という本質が浮き彫りになったと指摘した。

 テレビ朝日は抗議をうけ、18日夜の「報道ステーション」で一部訂正した。

 各機関代表らは20日までに、フジテレビ、TBS、日本テレビ、東京新聞、産経新聞、日本経済新聞、読売新聞への抗議活動を行った。

[朝鮮新報 2005.10.23]