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在日本朝鮮人科学技術協会 黄附^会長談話 マスコミリークに政治的意図

百数十人もの機動隊員を動員し日本警察当局は不当な強制捜査を行った

 警視庁公安部は14日、在日本朝鮮人科学技術協会に対し、当協会会員2名への「薬事法違反容疑」名目で、百余名の機動隊員を大々的に動員した不当な強制捜索をおこなった。

 警視庁公安部は「はじめに強制捜査ありき」という姿勢で、われわれが弁護士の立会いのもと捜索を行うことを強く要求したにもかかわらず、それを拒否し、約5時間に及ぶ捜索を強引に行い、被疑事実とは全く関係のない43点もの資料を押収するという暴挙を行った。

 わが在日本朝鮮人科学技術協会は周知のように、在日同胞の科学者、技術者、生産業者らが集い、会員間の交流と親睦を図り、科学技術活動を行う学術団体である。

 当協会は、警視庁公安部が「薬事法違反容疑」があるという某製薬会社とは全く関係ない。

 にもかかわらず、被疑者である会員個人に対する「薬事法違反」という「容疑」で、当協会事務所を強制捜索したことは、不当極まりない過剰捜査であり、政治的弾圧である。

 しかも強制捜索を事前にマスコミにリークし、あたかも当協会が「薬事法違反」に関与したかのような報道を行うよう仕向けたことには何かしらの政治的意図があると言わざるを得ない。

 在日本朝鮮人科学技術協会は、当協会の名誉と権威を著しく侵害し、協会の活動に多大なる損害をもたらしたこのたびの極めて過剰な捜査に対し強い憤りを禁じえない。

 われわれは、警視庁公安部による不当な強制捜査に対し抗議するとともに、当局が捜査の違法性を認め、謝罪することを強く求めるものである。

[朝鮮新報 2005.10.15]