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〈トンポ2005 1年間の歩み-1-〉 総連結成50周年を民族的慶事に

 総連結成50周年と祖国解放60周年を迎え、統一に向けた情勢がいつになく進展している中、今年の総連の活動ではこれまでになかった貴重な成果が成し遂げられた。1年間をふり返った。

総連の業績を誇示

総連結成50周年を祝う同胞たち(5月29日、東京朝鮮中高級学校)

 昨年10月1日から始まった「20全大会決定貫徹のための8カ月運動」では、@活動家の意識面での変化、A2大中心柱をすべての組織で打ちたて、その貫徹において新たな転換をもたらすための土台構築、B愛族愛国運動の総合拠点としての支部の役割向上、C総連結成50周年を民族的な慶事として記念するなどの成果を収めた。

 東京朝鮮中高級学校と東京朝鮮文化会館で5月29日に行われた総連結成50周年在日同胞大祝典には、関東地域の各階層同胞2万5000人が参加。半世紀の歴史を歩んできた総連の結成を心から祝った。

 このほかにも、大阪同胞大祝祭(5月22日、大阪朝鮮文化会館)に5000余人の同胞が参加したのをはじめ、各地で総連結成祝賀行事が行われた。これらの行事は、愛族愛国運動を半世紀にわたってリードしてきた総連の業績と伝統を誇示する場になったばかりでなく、総連の周りに団結し、運動を担ってきた同胞への感謝を表す場となった。

21全大会に向けて

 朝鮮会館で9月15日に行われた総連中央委員会第20期第2回会議では、8カ月運動と総連結成50周年行事で得た成果に基づいて、現在の情勢に主動的に対応し、総連第21回全体大会に向けて総連事業を新たな段階に引き上げるための課題と当面の対策について討議、決定された。

 会議では、転換的な局面を迎えた祖国統一情勢に沿って、在日同胞の民族的団結を幅広い分野で実現し、統一事業に貢献していくことと、同胞からの支持を得られる同胞組織としての総連の活動方式を備えていくうえでの具体的な課題が提示された。

 このように、今年の総連事業では、歴史的な転換の時期を迎えたこんにちの要求に沿って数々の成果を達成するとともに、総連第21回全体大会に向けて、愛族愛国運動の新たな段階を切り開いていくための確かな土台を築き上げたといえる。(李松鶴記者)

[朝鮮新報 2005.12.20]